Blogブログ

銚子電鉄ぬれ煎餅の旅。

ジュエルセブン各店では定期的にお得意様向けにジュエリーイベントを開催しており、わざわざご来店くださるお客様にお土産を用意しております。


※写真は年に一度海峡メッセで開催するイベントです。

4月のイベントの時には「乃が美の高級生食パン」を用意したのですが、あまりの反響で大変でした(汗)
喜んでいただけて何よりです。

年に10種類以上は用意しないといけないので、ネットやテレビで話題のモノやスタッフのおすすめの品など常に何か良いものはないかアンテナを張っています。

で、先日ヤフーのトップニュースにこういうものが

 

千葉の銚子電鉄。今まで数年に一度、何度か話題に上がっています。

本業の鉄道収入は赤字なので、「ぬれ煎餅」を売って車両や線路の保守費用に当てているとのことです。

じゃあ「ウチでもこの「ぬれ煎餅」をイベントのお土産にしようか!」と考えましたが、ただネットでお取り寄せするだけじゃつまらないので東京出張のついでに千葉へ行ってみることにしました。

 

「千葉」と聞いて思い浮かべるもの、、、んー

東京に10年近く住んでいましたが、西側に住んでいたということもありディズニーランド以外ほとんど行ったことがありません。

で、銚子電鉄の走っている銚子市を地図を見ると

ぬおっ。結構遠そうです。。。

乗り換え案内で調べると

あー羽田からはやっぱり遠いですね。2時間半もかかります。

 

で、熟考の末のルートは

福岡空港から羽田ではなく成田空港へ、そしてレンタカーで銚子へ向かうことにしました。

人生初のLCC(ピーチです)2日前の予約でわずか8000。安い!

果たして客を人間扱いしてくれるのか!?と不安でしたがCAさんの素敵な笑顔で何事もなく成田へ到着。

久しぶりの成田空港。ワクワクします。パスポートがあれば間違いなく高飛びしていました。

さて、せっかくのレンタカー。
今回は空港の近くにある「おもしろレンタカー」という面白いレンタカー屋さんでマツダのロードスターを借りました。


暑くて屋根は開けませんでしたが。

道中の景色↓

うわー山口県より田舎です(田舎大好きです)。

「千葉といえばディズニーランド」という華やかな印象が消えました。
これぞ本物の千葉です。(そういえば落花生が名物でしたね)

1時間の快適なドライブで銚子市に到着。
銚子電鉄の発車時刻まで時間があったので、知り合いの宝石店にも挨拶に行ってきました。

 

そして駅前の駐車場に愛車を止めて、いざ駅へ。

あれれ?JRの駅しかない。と思いきや張り紙が。

「銚子電鉄をご利用のお客様は駅員に声をお掛けください。」と。どうやら切符は車内で買うようです。

「銚子電鉄です!」「どうぞ。」で駅構内に潜入。

JRのホームの端っこに駅舎(?)を発見。残念ながら工事中です。

待つこと5分でいよいよ電車が到着です。

おー古い!(レトロです)

2両編成で前後の車両が違います。

早速中へ乗り込みます。

運転手さんと2人の車掌さんが暖かく迎えてくれました。

一日乗車券を購入。乗り放題です。と言っても銚子電鉄は全線で6.4キロ10駅だけ。本当に小さな鉄道会社です。

平日14時くらいの列車で、お客さんは25人ほど。半分が学生さん、半分が地元のご年配の方、観光客(乗り鉄?)は4人ほど。思ったより乗っています。週末は鉄ちゃんだらけとのことです。

途中犬吠駅で途中下車。ここは立派な駅舎です。

有名な景勝地「犬吠埼」まで徒歩5分。

おーすごい灯台だ。明治7年に建てられ、今でも船の安全を見守っています。

隣には資料館が。実物大のレンズのでかさにビックリ。そして美しい。。。


電球小さっ!

 

銚子電鉄のいくつかの駅は無人駅ですが、犬吠駅には駅員さんもいるし売店もあります。

そしてここでは濡れせんべいの焼き体験ができます。(1回100円)

43歳中年男子が一人で挑戦!
うおー!なかなか面白いけど一人だと盛り上がれない!

そして自分で焼いた出来立てをいただきました。

お、うまい。

 

ということで次回のイベントのお土産に決定。
(申し訳ありませんが私が焼いたものではありません)

7月末(サンリブ下松店・総本店)と8月末(ゆめシティ店)での決算セールのお土産です。
濃口・薄口・甘口の3種類が入っています。

どうぞご案内まで今しばらくお待ちくださいませ。

 

その後、終点の外川駅まで乗車。

大正12年(1923年)に建てられたそのままの駅舎がレトロな雰囲気で人気とのことですが、実はウチの本社の方が1年古いです。

 

今回感じたことは、
1.思ったよりお客さんが乗っている
(決して多くはないが地元の方々にとっては重要な交通手段)

2.車掌さんや駅員さん等、思ったより従業員が多い
(年配のお客さんや観光客へのフォロー。とても親切な印象がありました。無人化等の効率を追求するより顧客サービスと地元の雇用を守る意識が強いのでしょうか。)

 

鉄道会社に限らず、会社の使命は「生き続けること」だと私は考えています。

必要とされるから生き残る、
必要とされるためにはお客様を大切にする心と従業員が楽しく働ける環境を作り続けることだと思っています。

あの手この手で生き残りを模索する銚子電鉄さん、私にとっても勉強になりました。